
AI MICRO-NIKKOR 105mm F4にPN 11 5.25 を付けると、等倍撮影ができるようになるが無限遠が出なくなる。
屋外に持ち出すには不便極まりない。しかし、MFの操作性は悪くない。
カメラ、写真、もろもろの雑談Blog
ヨッシーハイムの分解記事は「1977年にAiになって光学系が一新された」と書いてる2。Roland Vink のページも、6枚構成は似ているが新しい設計で、前玉が小さく後玉が大きくなり、周辺まで明るさがそろうようになった、としている3。6群6枚という数字は同じでも、中身は別の設計だ。
Ai 版の図は、Pacific Rim Camera の資料室にある Nikon Inc. の「Nikkor Lenses Sales Manual」に載っていた4。仕様欄が f/22・最短 0.3m・235g と Ai 版の値で、写真のレンズの番号 104143 も、Vink の一覧にある Ai 版の試作品と一致する5。
並びはどちらも凸、凹、広い間隔、凸、絞り、凹、凸、凸。Ai 版は前玉が小さく、後群の径が大きくなり、4枚目の凹レンズがぐっと肉厚になってる。
Vink のシリアル一覧では、Ai 版の最後の区間(1798827〜1955004、刻印 MIJ、マウントのネジ3本)に入る5。マウントのネジを見たら3本で一致した。製造は1980年前後とみられる。
過去の資料はあちこちに散らばって、失われつつあるように感じる。それでも、ネットの海にはまだまだ情報が眠ってる。ただ、こういう資料は将来的にリンク切れになる危険を感じる。多分千夜一夜は大丈夫だが、販売店向けの資料のスキャンはそうはいかないだろう。なので、図は出典を明記したうえで引用させてもらった。