Monday, January 10, 2011

コモディティ化が引き起こす変化

Keihoku Hakari

朝日新聞 Globe No.55 「写真は死んでいくのか」が面白かった。インターネット版にリンクをしておくが読むなら紙の方をお勧めする。どうも、同じものでは無いようだ。

写真の世界では、ここ数年の間で高価な機材、特殊な訓練などでプロフェッショナルな世界で閉じていたものが、急速に低価格化、自動化が進み、コモディティ化されたためにプロとアマの境界が曖昧になり職業としての写真家が苦しい状況になっているというのに対して、写真自体は力を増しているという話だ。

このような変化は、日々他の分野においてもありコモディティ化によるブランドの消失、画一化で産業構造が変化している。

写真に置いては、その変化が急激で産業構造の変化にプロ側が追従しきれないという問題が起きているように思う。職業写真家でも高価な機材、特殊な訓練で保護されていない領域で勝負をしていれば生き残れるが、コモディティ化された領域だけで勝負をしていた場合は厳しい現実が待っている。
情報技術の発展によって、従来では考えられなかった速度で、予想外の場所で変化が起こることが多くなるだろう。

この記事で、取材の対象になっている写真家はいずれもコモディティ化された領域外を持っている方のようなのだが、それだけでなく、コモディティ化された領域で仕事をしていた人達に切り込んだ記事もあると面白かったと思う。

そのあたりは、どちらかというと個人事業主、解雇規制、雇用流動性などの雇用の問題なので少し毛色が違うが、流動性を担保するのは今後の日本経済を考えると重要な問題だ。

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