Friday, December 12, 2008

Canonの選択


foooooooo, originally uploaded by takekazu.

1973のCanon EFでTTLシャッター速度優先AEを実装したことで、キヤノンはシャッター速度優先AEの神輿を担ぐことが明らかになった。
今から思うとこの選択は正解だった。

純粋に写真を撮ることだけを考えると、絞り優先が利便性が高いしマニュアルカメラへの実装は比較的簡単だ。当時、この簡単難しいという判断は、レンズ(マウント)を変更市内で実装できるかどうかという意味とほぼ同意義だった。

絞り優先にすれば、レンズの変更は不用なので従来のレンズ資産も行かせてユーザーの負担も小さくなる。それに対し、シャッター速度優先にすると、明るさに合わせて動的に絞りを決めなければいけないので、どうしてもレンズ(マウント)の変更が必要になる。
このとき、ニコンと違ってキャノンの立場が微妙だったのは、当時のキャノンはFLマウントで絞り込み測光だったということだろう。
絞り込み測光は既に周回遅れの状態で他に比べて見劣りする状態だったのは間違いない。
どちらにせよどこかで新マウントを投入して解放測光に対応せざる得ないが、単純に開放測光対応だけではタイミング的に出遅れた感じは否めない。
そのような状況のなかで、将来のAE対応を見据えて作成されたのがFDマウントだ。
FDマウントでは絞りの動的制御と、ボディーに絞りの開放値を伝達する仕組みを持っている。この2つがあれば、シャッター速度優先AEは実装できる。逆に言えば、この2つが無いとシャッター速度優先AEは実現できない。つまり、シャッター速度優先AEのためにはマウントの変更が必要だということである。
キャノンは、1971年にF1と供にFDマウントを発表したときに、この変更を行った。
その後、業界全体としては絞り優先とシャッター速度優先の両方が必要という方向に流れて行ったが、最初に絞り優先を選んだメーカーはシャッター速度優先に苦労したのに比べ、キャノンは早い時期にマウントを変更してシャッター速度優先を手に入れていたために優位に立つことができた。
FDマウントへの切り替え、シャッター速度優先へのこだわりは素晴らしい選択だったと言える。

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